関東坂道シリーズ第二弾は「箱根を越えて富士山を見に行こう」です。
写真は長尾峠を越えた先にある「御殿場駿河台しるこや」付近から見た富士山。
雄大な裾野が見渡せる絶好の富士見ポイントです。
さて今回の行程ですが、
まず小田原から標高900mちょっとの長尾峠を越えて御殿場へ向かいます。
小田原からは、駅伝で有名な箱根道をひたすら登り。
気持ちのいい森林と風情ある温泉街を通る道ですが、比較的交通量が多く大型車も走るので少し気疲れします。
でも場所柄ハイカーや自転車が多いのでしょう、車のマナーは良好です。
無理な追い越しをかける意地悪なドライバーはいません。
温泉街を過ぎ、乙女峠のトンネル前を左折して長尾峠へ向かう道へ入ると車はすっかりいなくなり、箱根山をトラバースする快適ルートが待っています。
時折木立が途切れて見える芦ノ湖への雄大な景色を眺めながら
緩斜面をゆるゆる登っていくと、トンネル手前の長尾峠に到着。
峠のお茶屋さんは営業を止めてしまったようでちょっと残念ですが、
ここで一息ついて下りに掛かります。
短いトンネルを抜けると、いよいよ富士がお目見え。
そこにある事は分かっていて、
いつも手前で姿を想像して心の準備をするものですが
景色を目の前にすると必ず驚き、目を見張ってしまいます。
この山は本当に特別な存在ですね。
富士に向かって走る御殿場側の下り坂は、素晴らしく快適です。
高所の涼しい空気の中を走り抜けながら、
登りでかいた汗を乾かしてゆく爽快感は自転車ならでは。
あっと言う間に御殿場到着です。
あとはぐるっと反転し、足柄峠を越えて小田原へ戻ります。
傾斜は少し急ですが、ペースを守れば大丈夫。
あんなにつらかった坂道が、なんだか楽しくなってきたじゃないですか。
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