高知県は須崎から土佐へ、太平洋の防波堤のように延びる横波半島。
その先端に宿がとれたので、今日は太平洋を横目に見ながらのツーリングです。
愛南を出て宿毛まで来ると、
「土佐くろしお鉄道」という素敵な名前のローカル線をみつけました。
さっそく自転車をたたんで輪行モード。
特急南風に乗ると、1時間で四万十上流の辺、窪川へ到着。
ショートカットしたから走行距離は随分短くなりました。
「今日は楽ちん♬」と鼻歌まじりの出発です。
四国の道を走っていると、時折お遍路さんを見かけます。
近頃はバスでお手軽に四十八カ所を廻るツアーなんかもあるそうですが、
こうやって本当に歩く人がたくさんいらっしゃるんですね。
後ろ姿に哲学を感じます。
お昼に寄った道の駅での食事。
山盛りネギの下には、土佐の名物カツオのタタキがどっさり。
さすがに本場、出し惜しみしませんね。
さて、昼食の後はいよいよ横波スカイラインです。
標高は150mくらいですが細かなアップダウンを繰り返し、
しかもそれぞれの坂の斜度が結構きつい。
道が所々荒れているおかげで下りで勢いつけるワケにもいかず、
いちいち下から登り直さなきゃいけません。
暑さも加わって、こりゃけっこう厳しい。
考えてみれば、たまたま海の水に首まで使っているだけで、
この半島も巨大な海底山脈の一部なんですよね。
そう思うと、この道は北アルプスの縦走にも等しいのかも。
そうはいっても景色は最高。
この道、交通量も少ないので自転車乗りにはおすすめのコースかも。
この暑さがなければ、ね。
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