乗鞍スカイラインは晴れているか?


さて、乗鞍エコーラインの登りは
ついに佳境にはいってきました。最後の小尾根を越えると現れる、
ゴールまで続くこのながーい直線。

これが最後の踏ん張りどころです。


そして、最高点。
この先をくだった畳平がゴールですが、
おちゃさんはここで立ち止まって動きません。



戻ってみれば、
遥か下界へつながる道が一望できます。

「あの道を登ってきたんだねぇ」

と、詩的な感嘆を漏らすおちゃさんのとなりで、
僕も同じく、しばし感慨にふけるのでした。

・・・・・・・

さて、現実に戻りましょう。

エコーラインの入り口で
ゲートキーバーのおじさんが言った言葉
「スカイラインは濃霧で閉鎖。」
を、確かめておかねばなりません。

眺めているあの道をもどり、
さらに回り道するなんて
やっぱりシンドイですからね。

おそるおそる、反対側へでてみると、


快晴の空の下、バスが上がってくるではありませんか。
どうやら、2時間遅れで登ってくる間に
霧も晴れて再開通したようです。

してみると、朝寝坊が功奏したというわけですか。

「日頃の行いやね。」

とおちゃさんは再びおっしゃいますが、
だとしたらきっとあなたの行いには
仙人級の功徳があるにチガいない。

拝んでおきたくなりました。


ちなみに、
身代わりなのかなんなのか
朝にチャージしたはずのカメラのバッテリーが
畳平でスッカラカンとなり
下りの写真は撮れてません。

スカイラインの下りはエコーラインより遥かに急で
両手でブレーキを握りしめなきゃならなかったんで
撮ってる余裕もなかったですけどね。




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