やがて位ヶ原にたどりつく


さらに登り続けると、眼前に立派な山小屋が現れました。
位ヶ原山荘です。

乗鞍エコーラインは
自転車で登ることが許された道路では
日本最高高度を誇ります。
しかもマイカー規制されているため
バスやタクシーを除けばここを走っているのは自転車ばかり。
今頃の季節には盛大なヒルクライム大会も催される、
まさに自転車天国なのです。

ここ位ヶ原山荘はその中継ポイント。
大きな自転車用のラックが一杯になるほどに
ライダーたちが集う盛況ぶりです。

「ここはひとつ、コーヒーでも?」

せっかく晴れ間を提供いただいている山神様への
感謝も忘れて、まったり休憩モードです。

もっとも、
「今日はナゼか足が動かん。」

とおちゃさんがいうとおり、
今日はちょっと休まないと息が続きません。
(まあ、理由のほうはハッキリしていますけど。)

ここからは、斜度も高度もきつくなりますからね。


ほら、黙々と登るおちゃさんの後ろで
位ヶ原山荘がどんどん小さくなっていきます。


森林限界を越え、樹木の背が低くなって
一気に視界も広がります。


雪渓が広がる光景に
ここは北アルプスの一角なのだと
改めて思わされます。

その雪渓にはスキーフリークの皆さんの姿も。
なにもこんなところまで来てで滑らなくても、
とはいえません。

なにしろ、僕たちも「こんなところ」
を自転車で登ってるんですから。

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さあ、ゴールは目の前です。
このまま一気に登りきりましょう!





シリーズ:乗鞍ふたたび

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