なら燈花会


もともと街灯が少なく
日が落ちると真っ暗になってしまう奈良公園。

ひとつひとつ燈されていく
仄かな灯明の灯りが
その暗闇に浮かび上がり

やがて無数にゆらめく鬼火のように
広場を埋めていきました。


燈花の群れに囲まれ歩けば
地面すらあやふやになって
まるで幻想の宙に漂うよう。


普段夜には閑散とする駅からの通りが
この時ばかりは夜更かしのにぎわいなのでした。







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