一番高い山を主峰というなら
北アルプスのそれはもちろん、奥穂高岳なのですが
この山域のシンボルといえば
なんといっても槍ヶ岳。
展望のよい地に立つと
何処からでもついあのトンガリを探してしまう、
誰もがそんなに魅せらるのは
きっと富士山とこの槍ヶ岳くらいなのではないかと
つい身びいきにしたくなってしまう山なのです。
雲ノ平から奥穂高温泉へのルートからだと
見える方角はほとんど変わらないはずなのですが
太陽の位置や雲やお天気で移ろう光の加減、
沢や岩や木々、正に一歩ごとに変化する目前の景色、
おなじ山でもおなじ表情はひとつとしてありません。
辛い一歩を踏みつづけ、
やがて一息ついて見上げるたびに
いちいち感動が塗り替えられていくのです。
まったく、
その驚きの何分の一かでも
写真に焼き付けれないかと思うのですけれど。
シリーズ:秘境雲ノ平へ
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