富山城の夕暮れ


明治にはいってすぐ、
「廃城令」という法令が発動され、
日本中のお城が壊されました。


郷土の象徴だったお城が
時代が替わった途端に平然と捨てられたのは
それが「お殿様の権威の象徴」でもあって
新しい統治をおこなう新政府には邪魔だった
という生臭いハナシもあったとか。

壊されて、忘れられて枯れ果てて
もう一廻り時代が巡り
明治の政府もなくなって
人の視線もすっかりかわって

それからようやく
各地で壊されたお城が再建され始めました。

ここ富山も例外ではなく
それどころか、
殿様の時代にはなかったはずの天守までが建てられました。

その本名は「富山市郷土博物館」。

でもこれは
レッキとした富山城です。

お堀に映るその姿が
こんなに美しいのですから。




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