博物館の竜たち

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国立科学博物館の展示でもっとも興味を惹くもののひとつが、豊富な化石標本です。
ここに来れば国内に存在する化石標本の大半の種類にお目にかかれるといってもいいんじゃないでしょうか。

なかでも、大型生物の骨格標本は圧巻でです。

例えば上のフタバスズキリュウ。
昭和43年に日本国内で初めて発見された中世の大型恐竜でしかも一部だけではなく前身の骨格がほぼそろって見つかった上に発見したのが高校生だったということで大センセーショナルを巻き起こし日本中で化石発掘のブームを起こしたという超有名な化石。
今なお、ここ国立科学博物館のシンボルとして君臨しています。

なんでもつい最近、未発見の新種であることが判明したそうです。
発見から四半世紀を過ぎ、地道な研究はずっと続けられているのですね。


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こっちはティラノサウルス レックス。
彼がいないと恐竜展示に締まりがなくなくなるくらい定番にして恐竜の代名詞。

中生代 食物連鎖の頂点に君臨していたという仮説が正しければ哺乳類のご先祖達は彼らに追い回されていたはずですが、そのはるか子孫の人類はこのT.レックスがほんとに大好き。まぁ、実際に襲われる事なんてありませんからね。


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化石には、元の持ち主だった生物たちの生き様はもちろん、死骸の骨が石になって埋もれて、それをまた見つけた人々や、研究者、ついでにその姿にインスパイアされた人にまで数えきれない様々な物語があります。

それらの物語に思いを馳せながら、ゆっくり時間をかけて館内を廻る。
なんて贅沢な時間なんでしょう。



シリーズ:国立科学博物館


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