明治村の一番奥まった場所にひっそりと建つ和装の建物。見張り台のようににょっきり生えた鐘楼が印象的ですが、
これは昭和に入ってから増築されたものだそうで、建設当時は民家か学校にしか見えない、地味な建物だったようです。
創建は明治12年。まだキリシタン禁制の空気が色濃く残っていたため、目立たない外装にしたのだとも言われています。
内部は天井が高く、落ち着いた雰囲気の教会堂です。右袖にある聖母マリア像の背景には『ルルドの洞窟』と呼ばれる岩山の洞窟が作り込まれていて、思い入れの強さがうかがわれます。
長崎県東京事務所のホームページに、この教会の記事 を見つけました。
時間をかけて調べ上げたと思われ、真面目で好感をもてる記事です。
この記事の最後には、パチェコ・ディエゴ神父の教会への深い想いが偲ばれる言葉が記されています。
建物には、その形だけでなく受け継がれるべき物があるのかもしれませんね。
「旅のあしあと」で全体をみる
0 コメント:
コメント欄の表示