「ああ、昭和つながりね。」
と、しばらく考えてから得心がいきました。
立川の昭和記念公園に展示された、
あの時代のクルマたち。
どことなく不器用な丸みを帯びたそのフォルムは、
現在の、なにかを削ぎ落し洗練されたデザインとは
全く異なるもののように見え、
過ぎ去った彼らの場所は
いつの間にか遠い隔たりの向こうへ
流れ去ったようにすら思えます。
生活の記憶の中にハッキリ残っているモノたちだから
彼らを「クラッシックカー」と呼ぶのは
僕の中では少しばかり抵抗があるのですけど。
ご年配のご主人が
懐かしげな目でダッシュボードを覗き込みながら
奥さんと語り合う昔話が漏れ聞こえてきて
僕はまったくの他人なのですが
なぜだか妙な共感を憶えるのでした
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