花背峠を下った鞍馬川あたりの光景。 山間の村落に違いはないが、京都である。 色づく木々が雅に見える。 |
ウッディー京北での補給を終え、477号線を走り始めます。
上桂川に沿って植えられた杉の若木に見送られながら、
なだらかな傾斜が続きます。
時折すれ違うツーリング中のモーターバイクが爆音を響かせる以外小鳥のさえずりさえ聞こえてきそうな静かな道。
傷みの少ない路面の上でタイヤは滑らかに回り、快適な走行を楽しめます。
京北は、サイクリングには最適な場所ですね。
風情のある木造の体育館が見えてきました。
黒田トレーニングホール。
見たところ、古い建物ではなさそうです。あえて木造であるのは林業の町の誇りでしょうか。
やがて38号線との分岐に到着。
橋から向こうは一車線で枝道に間違えそうですが、れっきとした国道477号線の本道です。
ここからが花背峠への本格的な登り口。
このルートを地元のサイクリストは「裏花背」と呼ぶらしいです。
京都市内からだと、ここは山の裏側。アプローチだけで疲れちゃいそうですね。
「表」に比べれば、裏花背は標高差も斜度も若干緩め。
峠の直前で何度か綴れ折れのヘアピンカーブをこなすとあっけなく峠の頂上へ到着します。
峠にはぽつんと京都バスの停車場。
あたりには民家どころか街灯すらありません。あるのは山深へつながる山道のみ。この停車場は北山を歩くハイカー御用達なのです。
ここを過ぎれば、あとは一気に下るのみ。
たどり着いた鞍馬は叡山電鉄の終着駅。
紅葉目当ての観光客でごった返す、
いつもの京都の光景なのでした。
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