六甲山を縦走する


西宮から須磨まで、
ちょうど神戸の街を包み込むようにそびえる六甲山。

800mの低山ではありますが、
海岸線から一気にその標高まで登りつめ
海辺の街を見下ろす眺望は素晴らしく、
山に登るハイカーはもとより
縦横を走る立派な道路はドライブを楽しむクルマと
坂に魅せられたローディー達の自転車で賑わっています。

混んでるのは嫌だけど、せっかく近くにいるので
いっぺんは登っときましょ、
ということで出かけてまいりました。



尼崎あたりにはいって武庫川を北上し始めます。
天気は良好、でもかなり厳しい北風が吹いてます。
ああ、これが六甲おろしってやつかもね。
なんて、ちょっと悦に入りながら
ゆったりと走っていくと、やがて逆瀬川の河口にたどり着きます。



この辺りが六甲の東の裾野。
六甲山への登りが始まります。
川上に綺麗な紅葉が見えますね。
六甲山の山頂は、あの山の向こうになるはずです。


ゴルフ場の真ん中を抜けるあたりから傾斜がきつくなり始め、
有料道路のトンネル入り口を右手に見過ごすあたりからは
更にきつくなり、たぶん、10%は超えてるはずです。
高度計を見ると、あと500mは登らきゃいけない。
「ホンマかいな」
と思わずつぶやいてしまいましたが、「ホンマ」でした。
ずっとこの急斜面が続きます。
写真撮ってる余裕は、残念ながらありませんでした。



最後は時速5kmまで落ちて、この速度でコケないってことは、
均等にケイデンスが回ってるってコトやでぇ、なんて一人納得しながら、
実は心臓バクバクのヘロヘロになるのがイヤなので回転あげずにジワジワ登っていたのですが、
山の神様が「サボるんやない」とおっしゃたのか、あろうことか雨がふりだしてしまいました。
「ちょっと頑張って回転上げますから」
と言ってみましたが、もう鉢巻トンネル手前まで来ていたので、すでにキビシイ区間は過ぎていました。

頂上の一軒茶屋では晴れることなく雨模様。
もちろん、僕がサボったせいではないハズですが、
ガンバって僕を追い抜いていったお兄さん、ゴメンナサイ。



ただし、下はちゃんと晴れているようなので、
山頂からの眺めはやはりスバラシイのでありました。






下りは快適、なはずですでしたが、季節はもう冬にはいっているようで
寒い寒い。

震えながら一気にくだり、終点は定番のポートタワー。
綺麗に晴れてます。

次来るときはちゃんとがんばりますから、
山の神様、こんどは晴れさせてくださいな。


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