雪の金沢城

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金沢市の美しい街並の中心にある、金沢城址。

加賀百万石・前田氏の居城だった場所です。
天守は慶長年間に焼失してから再建されず、その後も幾度か火災に見舞われ、ほとんどの建物は失われてしまいました。
けれども、明治の廃城令では存城となり、みごとな城郭と石垣、焼失をまぬがれた幾つかの建物は今に伝えられています。
戦後は、金沢大学のキャンパスが置かれていたそうです。
お城の石垣の上にあるキャンパスって、なんだか素敵ですね。

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平成に入ってから金沢大学は移出し、石川県によってお城の公園整備が進められています。上の写真は、つい先頃復元された二つの櫓と、それをつなぐ五十間長屋。

天守のない金沢城のシンボル的存在になっています。

幾多の火災で焼け残った貴重な建築物と時代を合わせるため、あえて天守は再建しないんだそうです。

LeoPanda旅に出る しっかりとした木造建築で作られており、
内部は檜の香りとともに落ち着いた空気が流れていました。
再建建築の木組みが展示されています。
建設当時の技術が忠実に再現されているそうです。



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天守を再建したほうが観光資源になりやすそうですし、鉄筋コンクリートのビルなら木造より遥かに安く、また管理も楽なはずです。そこをあえて、建物の時代と本格的な木造建築にこだわった本物志向を貫いた。金沢市民の真面目さとお城に対する愛情が感じられますね。












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