グランフォンド軽井沢2013



グランフォンド(granfondo)は自転車王国イタリアで始まった
アマチュアライダー向けの長距離走。


平たく言えばロングライドのイベントなわけですが、
同じ横文字でも
イタリアンの方がきっとオシャレでトレンディ。

それが鉄板リゾート軽井沢の、しかもハイソなバブリー・プリンスホテルが開催場所ってことで
自ずと気分はアゲアゲなハズですが。

その120kmのルートはチャラいどころかM感さえ漂う
急登坂のワインディング・ロード。

実際に上がるのは気分だけでなく息と心拍、
そのうちネをアゲたくなるかもしれないタフな山岳コースなのでした。



そこへ集結するのは2000名を越える自転車フリークたち。
開始1時間前には、すでにスタートライン前に
場所取りの自転車がズラリ。

初参加で勝手が分からなかった僕は
その光景にあっけにとられ、スゴスゴと列の後ろへ並びます。

おんなじように後ろへ並んできたオバ、いえ女性ライダーが
コンデジをぶらぶらさせながら
「あれ、全部でナンボになるんやろね。」
という、これまた鉄板な大阪ネタを振ってくるので
「せやねぇ、けど一緒に写んのはタダやし、
僕がシャッター押したげましょか?」
と、なかなか慣れた返しをしてあげました。

こんなふうに気軽に会話ができるところが
同好イベントのいいところ。
(まあ、大阪のオバちゃんに限っては
どこでも誰とでも気軽に話ができますけどね。)



そうこうしているうちにいよいよスタート。

ホテルの駐車場から軽井沢の表通りを抜け、
有名な三笠ホテルを過ぎて「白糸ハイランドウェイ」へ入ります。

ここは自動車専用の有料道路なのに、
胸をつくような急な登りのつづら折れ。
アイドリングが十分でない足に結構こたえます。

途中に軽井沢の目玉観光スポット「白糸の滝」がありますが、
序盤の激坂でイキナリなごむ余裕はないので
ほとんどの参加者はそのまま素通り。

この滝のためにできたような道なのに、
ここを通る人にこれほど無視されることになろうとは。

「白糸の滝」さん、ゴメンナサイ。



料金所を過ぎて一息ついたら、また登り。
ヒイコラ登りつづけると、ようやく道がたいらになって
眼前に浅間山の勇姿が拝めます。

今回のルートは、あの浅間山の山麓をグルっと一周いたします。

あそこに基地の研究所があったのはマジンガーZだったかな、
それともゲッターロボだっけ。

幸いにも、この大会にはミドルエイジ以上のオジサンたちが
結構参加されてます。

ゴールする頃には、きっと答えがでてるハズですね。
会話する余裕があればですけど。



さらに登って嬬恋にはいりバラキ湖を過ぎ、ようやく長い
登りが一段落する頃、
東海大学の研修センターに設けられたエイドステーションへたどり着きます。

このエイドには、参加者の殆どが立ち寄って自転車を降りるはず。

なぜならここでは、「ビュッフェスタイル」で
他ではない豪華なメシが食えるからです。



野菜ゴロゴロのカレーに肉ダンゴ、ソーセージに生サラダ。
その内容は、
今まで参加したイベントの中でもダントツの充実ぶりです。

ああ、参加してヨカッタ。

このメシが、僕の参加理由の半分以上を占めているかもしれません。

距離はまだ半分にも達していませんが。

あとは。。。ひたすら走るのみ。
ちゅうわけで、



はい、ゴール。
完走証に、おみやのかりんと饅頭がついてきました。






ちなみに、浅間山麓にあったのは
ゲッターロボの早乙女研究所でした。

もちろん、走ってる途中に見かけることは無かったけどね。


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