林道栃谷坂沢線

大垂水峠を越えて相模湖手前の底沢で右折すると、
整備された２０号線とは打って変わって山深い林道へ入ります。

林道栃谷坂沢線。

乗鞍から帰ってきたばかりでお腹いっぱい、
一区切りついてしまったので遠出するにもルートが思い浮かばず、
近場ながら普段あまり行かない場所へ行ってみる事にしました。

底沢橋を越えてすぐ、「美女谷温泉」の標識に導かれて小径へ入り、
遥か上空を細長い橋柱に危なげに支えられた中央道の下をくぐりると、
ここは陣馬高尾の山域だということを思い出させてくれるような山里に出ます。

そのまま進むと一般車両通行止めのゲート。

自転車は道交法上はレッキとした軽車両であります。
ただ、サイクリングロードの入り口などにも普通に「一般車両通行禁止」と書かれていたりして、この場合の一般車両に自転車は含まれないものらしい。

その曖昧さは問題ですけど。
ここは慣例に従い、ここでいう一般車両に自転車は含まれないものとして
ゲートを通過させて頂きました。

一般道と違って頻繁には使用されないからか、
季節柄道路はスギの落枝に覆われています。



前日の雨をたっぷり含んだスギっ葉の上を走らざるを得ず、
後輪がツルツルすべってたまに空回りします。

坂の傾斜もそこそこあるので後輪を空転させながらの立ち漕ぎになります。
それはなかなかスリリング。



見渡す限り杉の人工林に覆われた林業の里山風景。
マイナスイオンをたっぷり吸いながらゆっくり登ります。
花粉症の人には見せたくない風景ですけどね。



陣馬山へのハイキングコースと交差する峠を越えると
栃谷への下りは路面が比較的奇麗になり、
時折登ってくるハイカーとすれ違います。

下に温泉宿があるからかな。

帰りは裏から和田峠を越えました。