紅葉燃ゆる勝尾寺の秋


箕面の森の勝尾寺。
北摂に訪れる紅葉の季節は、この古刹の境内にも彩りを運んでくれていました。
ここへ通じる坂道は普段の練習コースになっているので度々訪れるのですが、わざわざ自転車を降りることなく通過するばかり。今回思い立って山門をくぐるのは実に数年ぶりのことでした。





起源を天平にまで遡るほどの歴史をもちながら「勝ちダルマの縁起寺が古臭いままではアカン」という方針なのか、伽藍は大改修事業の真っ最中。おかげで建物はどれも真新しい朱色で、参拝路もきれいに舗装され、おまけに境内に仕掛けられたスピーカーからひっきりなしに案内放送と読経の声が流れ続けているという、お寺というには少し俗っぽい雰囲気なのですけれど、ここは「勝ち」にこだわる人たちがお願いに集まる場所。このくらい忙しないほうがふさわしいのかもしれません。



とはいえ庭園の木樹はさすがに年季のはいった立派なもので丁寧に手入れもされており、その紅葉ぶりは見事というほかありません。京都のお寺には無い独特の雰囲気、賑やかがお好きな方にはオススメのスポットです。


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