青空へつながる坂道


切り立った斜面に刻まれた螺旋の道。
胸を突くような急坂のカーブを曲がるたび

雨に洗われてすっきりと澄んだ青空へ
少しずつ近づいているような。


雑踏の東京に住んでいると
まるで別世界のような場所ですが
中央線特急で
新宿駅からたったの1時間半。

ちかごろの涼しさで
すっかり居心地の良さを取り戻した寝床ですが、
この清々しい空に出会うために
ちょっぴり勇気を出して早めに這い出し
あずさに乗ってやってきました。



八ヶ岳、南アルプス、奥秩父と
一級の山岳地帯に囲まれた
贅沢な盆地が甲府盆地です。

貧乏性の僕は中央線に乗ると
ついつい終点の松本まで行きたくなるので
いつも通りすぎてしまう駅ですが
こんなに素晴らしい場所をほったらかしにしておくのは
つくづくもったいない。

そこで手始めに、御岳昇仙峡につながる
山梨県道27号線を登ってみることにしました。

この道の別名はズバリ「昇仙峡ライン」。
甲府駅から登ったほうが目的地には近いけど、
クライマックスは後にとっといたほうがいいので
今回は韮崎駅から裏周り。

駅前の国道線から右折すると、もうすぐに登り坂。
しかもそこは、奥秩父へ続く本格的な山への道ですから
いきなりアゲアゲ。


また新しい遊び場所を発見しそうな予感とともに
ワクワクとペダルを漕ぎだしたのでした。




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