本薬師寺の布袋葵



奈良といえば平城京が有名ですが、
都であった期間は百年にも満たなかったといいます。

千年続いた平安京に都が定まるまでの間、
歴代の天皇たちは奈良盆地を中心に転々と遷都を繰り返したのでした。

おかげでこの辺りには◯◯京だの◯◯宮だのといった都の名残が
いたるところに残されています。

この場所もその中のひとつ、
日本最初の「京」とされる藤原京の薬師寺がありました。

遺構は土の下に埋もれ、
今は休耕地となった跡地には布袋葵が植えられて
淡い紫色が一面に広がっていました。




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