初詣は山めぐり



ここ10年ほど、毎年の初詣は山を巡りながらお詣りすることにしているのですが、
今年は少し趣向を変え、自転車でまわってみることにしました。
まずは高槻市内から国道を北上し,
その先の斜度20強もあろうかという細い山道を登るとそこが神峯山寺。
ついひと月前には鮮やかは紅葉を見せていた参道 はすっかり落葉してしまい、
冬の寒々とした景色に変わっていますが、凍てつく空気は澄み渡り、
新たな年を迎えるにふさわしい清廉な気持ちにさせてくれます。


さて、お詣りはここからが本番です。
なにしろ毎年のお守りは、
この更に上の本山寺で頂くことにしているのですから。

神峯山寺と同じく役行者が開祖とされ、
奥の院といわれることもあるようですが、
場所はここからなんと3キロも先です。


神峯山寺より先はいつの間にか道は舗装され、ロードバイクでもなんとか登れるようになっています。
しかしながら、本山へお詣りする方々は、ほとんどがハイカースタイル。

なにしろ山ですから。

自転車で登って行くと、「頑張れぇ」
なんて声をかけられたりします。

ひとしきり汗をかいて駐車場前までたどり着くと、そこから先は車止め。

行儀よく自転車を降りて歩くことにします。
けれども、この先参道は1キロも続きます。
急な坂道をひたすら登る登る。



まだまだ登る。

ようやく入り口にかかる勧請掛。
勧請掛っていうのは、しめ縄の古い形だそうですが、他ではあまり見ないものかもしれません。

山門はこのもうすこし先にあります。










山門をくぐると、
お不動さんがお出迎え。



で、この先の石段を登るとやっと本堂にたどりつきます。



流石に役行者様の開いたお寺だけのことはあります。
なんだってこんな山奥まで、と思いますが、
結構たくさんの人が登ってくるもんです。

せっかく自転車できてるので
実はこの先さらに一山超えて京都へ廻り、
別のお寺さんや神社へもお参りしたんですが
話がくどくなるようなので書くのやめときます。





「初詣でハシゴすると、途中で福を落とす。」
なんてことも言いますが、
初詣は神様仏様への年始のご挨拶。
あちこち廻るのも悪くはないかと思います。

年に一回拝んだくらいで
落として惜しむほどのご利益はありそうにないですからね。





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