私の住んでいる住宅街の周りには、
小川沿いに遊歩道が整備された
『親水公園』が多く点在しています。
ここはそのひとつ、古川親水公園。
小さなせせらぎに美しい流れ、
四季それぞれに水辺を彩る花々。
近所の家々も積極的に花や木々を育て、
ともすれば殺風景になりがちな住宅地に
落ち着いた景観を作り出しています。
きれいに刈り込まれた藤棚が
今年も色づき始めました。
この小川は
かつては江戸川水系からの水運を担った運河なのだそうですが、
高度成長期には工業化と生活排水により
どぶ川と化していたそうです。
埋め立てられ下水化されるところを、
思い入れのある地元の方々の運動により
公園緑地として蘇り、今はすばらしい景観をつくっています。
このような親水公園の形式は
古川親水公園が日本初で、
この場所の成功が
全国の親水公園のモデルとなっているんだとか。
公園の清掃や草花の手入れは、
ご近所の方々が公園ボランティアという形で
自主運営されているそうです。
昔からこの地に暮らした方々の
地元への愛情が実現させた環境なのですね。
自分達の庭先は自分たちできれいにするという
心粋が感じられます。
新参者の私は、
ただただ頭を垂れるのみです。
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