ある晴れた日に


鉄橋下の気持ちよさそうな陽だまりに
秋桜がやさしく風にゆれていて

ふだんは忙しく飛び回るアブさえ
なんだかのんびり蜜を舐め
花の香りに包まれて
居眠りしているようにさえ見えました。


無粋ながなり声でわめき散らす忌々しいカラスたち。
けれど羽をいっぱいにひろげて秋風に舞う姿は
悔しいけど美しい。


歩き慣れた公園で、ふと見かけたそばの花。
綿帽子のように柔らかく輝く白い花に
ひらひらちょうちょが舞い降りて
ほんの一瞬、挨拶するように羽ばたきをとめ
また舞い上がっていきました。


いつもの今日でも
特別でない場所でも
開いていれば
出会いはあるはず。



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