初夏の安曇野 第二景


北アルプスから滲みだず豊かな湧水を
隅々にまで届けるため、
安曇野の地には堰と呼ばれる用水路が
縦横に刻まれています。


堰、田園、畑、道。
作物を育て、日々の暮らしを支えるために
ながい年月をかけて
人によって作り上げられた光景です。


摩天楼とは対極にあるような風景ですが
ある意味、これは究極の人工といえるのかもしれません。

水草を揺らす美しい流れには
それを造り、守ってきた人々の物語も
溶けこんでいるのでしょう。



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