初夏の安曇野 第一景


田植えたばかりの稲を育む豊かな水は
幾春か前、あの峰で陽に融けだした雪でした。
それが岩に滲み地下を転がり
遙かに旅して里へと降りて

やがてまた雲となり雨となり雪となって
頂へ帰る時を待つ暫しの休息。

振り返り見る稜線を
穏やかにその身へ映しています。



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