京都大原といえば、やっぱりまずは三千院。
でもそこにあえて背を向けて
反対側へ歩いてみると
大観光地京都を忘れさせる、素朴な田舎の風景に出会えます。
山の翠、合掌造りの屋根、稲の香り。
たまにぽつんと、洒落たお店にでくわして
「ああ、そうだここは京都だった」と思い出したり。
晴れていたと思ったら、急にまた雲が流れ来てサーっと雨を散らし、通り過ぎて行きました。
残された雨粒が、花に雫を溜めています。
京都の市内は見るべき場所がたくさんあって
でもそんな忙しなさや人の列にちょっと疲れたと思ったら
北へ向かうバスに揺られて４０分。
大原の里で、気づかないうちに絞めすぎていたこころの帯を
少しゆるめてみてはいかがでしょう。
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