水面に浮かぶ送りの燈火〜嵯峨大覚寺宵弘法


五山を焦がす火文字が消え
落ち着きを取り戻した京の西端
大沢池の中央に
ひっそりと灯る松明の炎。


灯籠の一つ一つに籠められた偲ぶ心が
風に吹かれてゆるやかに
ゆれてほんのり水面を照らしてます。

かの観光地嵐山で行われるイベントにしては
集まる人は思いの外多くなく
地元の人々に見守られながら
送り火は静かに燃え尽きていったのでした。




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