日暮れのとんぼ


熱射を放つ真夏の陽光が西の山陰に隠れてようやく風向をかえて柔らかくなった風が
火照った穂先を冷まし始めました。

すると何処へ隠れていたのかトンボたちがその風にのって田んぼの上に降りてきて
まるで鬼ごっこをするように飛び回り
目まぐるしく方向を変える度にきらきらと、羽を輝かせていたのでした。



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