セキレイが翔ぶ


収穫を終え冬休みに入った田んぼの土を
いつの間にか生えそろった芝草が覆い
すっかり乾いてしまった稲の切り株をみどり色に潤しています。

その上を
近くの河原まで虫取りへ急ぐセキレイが
あわただしく横切り、飛び去って行きました。

過ぎし年々と同じように
季節が巡り、通り過ぎようとしています。

めまぐるしく移りゆく世界の中で
冷たくなった風に首をすくめながら
また必ずやってくる、春を待ちましょう。


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