都内随一の広大な面積を誇る水元公園、
その一角を占めるメタセコイアの森が
褐色に色づく季節になりました。
僕たちは10年先も見えないっていうのに
メタセコイアは
千万年という気の遠くなるほどの昔から
種を繋いできたんだそうです。
斜めから射す秋の陽ざしに輝く葉陰の道を
どれだけの生き物たちが通り過ぎ
そしてまたやってくるのでしょう。
人が滅んだその先も
彼らの種は生き続け
変わらず森をつくり
命を迎え入れ
憩いの場所を与え続けていく。
そういうことなのかもしれません。
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