東京上野の国立博物館の正面玄関を入って右手の建物。
しばらく改装工事で閉館していたそうですが、
それすらあまり気づかれず、
「あれって倉庫?」と
なかば本気で間違われるほど地味な存在の東洋館。
その地味な東洋館のリニューアルが完了し、
年の始めから再開されていました。
建物そのものは変わってませんが、
中の展示室はなんだかとってもオシャレになってます。
吹き抜けの大きな空間に、
間接照明を浴びて陰影を湛え浮かび上がる彫像たち。
ドラマティックな演出です。
アンコールワットの複雑な彫刻が
神秘の世界へ誘います。
「東洋館」なのに、エジプトモノが置いてあるのも
謎めいていてオリエンタル。
「飛翔する神像」。
何かを語り出しそうなほどいきいきとしています。
すっかり忘れてましたが、
お釈迦様はインドの人だったのですねぇ。
展示物そのものは以前と変わっていないはずですが、
演出によってこれほど興味深い物に変わるのですね。
おみごと。
シリーズ:東京国立博物館
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