信越五高原ロングライド




9月にはいっても変わらず厳しい残暑の巷を後に、
信州の爽やかな高原の風を感じようという贅沢なイベント、
それが「信越五高原ロングライド」。


参加条件は、制限時間内に
距離125km、累積標高2700mを走り抜くことができるくらい
自転車が好きだってこと。



一般の方々からは苦行とも思えるこのイベントに参加するため、
朝日とともに喜色満面でやってくる自転車フリークの面々。

ピチピチのレーサーパンツに派手なジャージをコーディネイトした集団が
広場でたむろしている姿は一種異様な光景と見えるでしょう。

中には三叉の槍付きママチャリを駆る悪魔さえいる!



ちなみにこの方、応援ではなくれっきとした参加者です。

実は5月に佐渡一周のイベントでもお見かけした強者でして
この自転車で今回もしっかり完走されたようです。

近所に買い物でも行くように飄々と高原の難コースを疾走するとは
正に赤い悪魔ですな。



ルートは信越の妙高高原から始まり、黒姫ー戸隠ー飯綱ー斑尾を経て再び妙高へ帰る
一級の山岳コース。

平地はほとんどなく、高傾斜の斜面を汗をかきかき上り詰め、
登ったぶんの高度を一気に下り降りてヒヤ汗をかくという繰り返し。

よく晴れた青空のもと、神々や妖精の棲む山々へ連なる道を
ひたすら登り、そして下ります。



戸隠では今を盛りに可憐な花を高原いっぱいに咲かせる蕎麦に迎えられ、



飯綱から斑尾への森を駆けぬけ、
時折開ける峠からの視界には、美しい郷の姿が広がります。

ロケーションはほんとに最高。
登り下りで心拍も最高。

疲れて心が萎える手前の、
絶妙な場所ごとにエイドステーションが設置され、
地元の美味しいおにぎり・なめこ汁・
焼きたてパンと手作りジャム・冷やしトマト・キュウリ・・・・
etc etcたちがずらりと並んでお出迎え。



あ、食べるのに夢中で写真はとってませんけどね。

ここで元気を注入し、ふたたびえっちらおっちら走り出します。

え、そんなに苦労して走って、何が楽しいか、ですって?
お知りになりたいなら、一度ご自分で試してみてはいかがでしょう?





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