春に包まれる小湊鐵道



春色に染まる田園の
菜花の甘い香りを運ぶ風を受けながら
単線の上をコトコト走る
一箱だけのディーゼル列車。

忘れていた優しさを思い出させてくれるようなその光景。
鉄道ファンならずとも、つい見とれてしまいます。


ゆっくり通り過ぎていく列車の運転席へ向けて
思いきり手をふり見送りたいけど、

ニヤけた顔が
さらにみっともなく崩れてしまいそうなので

無邪気な衝動を
こっそり心の奥に抑えこむ

そんな自分が
ちょっぴり哀しく思えたのでした。






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