この寺の名を初めて聞いたのはたぶん、さだまさし氏の歌の中で、
行ったことのない鎌倉を
歴史ではなく街の名として認識したのもこの時だったとおもいます。
今でも北鎌倉駅前の通りを歩くと
自動的にあの曲が頭の中に流れてきたりするんですが、
僕が鎌倉にどことなく湿っぽい印象をもっているのは
そのうら悲しい高音ビブラートのBGMのせいに違いありません。
境内の花菖蒲が 盛りを迎えていました。 もうじき紫陽花の彩りも 加わることでしょう。 やはり、この場所は雨が似合う そんな気になってしまいます。 |
階段脇にひっそりと並ぶ仏様。
縁切寺の名は、
離婚請求さえ認められなかった当時の女性への救済処置から付けられたもので、
「萬縁切り承り」
という趣旨のものではなかったのだといいます。
境内に流れる情感は、 うら悲しさよりも優しさ、 なのでしょうね。 |
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